コア部品の内製化に挑戦し、 高速でラインの立ち上げを実現。
中村電機工業株式会社様
自動車部品業界
- 内製化への挑戦
- 自動車部品
- 生産ライン効率化
- Factory IoT
- カイゼン
スリボリス鍛造技術株式会社様
自動車部品業界
2010年設立の自動車部品メーカーであるスリボリス鍛造技術株式会社様。人材不足や生産性向上が課題となる自動車部品の製造現場において、作業負荷のバラつきや需要予測の精度不足、動線の複雑さといった課題を抱えていました。
そこでデンソーのLean Automationに基づいたソリューションを導入。ロボットによる自動化で、生産性向上や作業ロス削減など目覚ましい成果を得られました。同社の取り組みを詳しくご紹介します。
金属の熱間鍛造を専門とする当社では、作業工程ごとの負荷のばらつきによる効率低下や、需要予測の精度不足による過剰在庫の発生、従業員の移動・動作の無駄が多い複雑な作業動線など、さまざまな課題を抱えていました。そこで、長期的な生産性向上を実現するため、デンソーのLASI(Lean Automation System Integrator)に当社のエンジニアを派遣。Lean Automationのノウハウを習得し、現場に自動化を実現させることに成功しました。
その結果、ロボットによる自動化により生産性が30%向上、サイクルタイム2.5秒/個、また高速鍛造型交換による作業ロス削減でOEEが85%にアップするなど、大幅な改善を実現。省人化も達成し、生産ラインの作業者を1ラインあたり3人削減しました。また、重労働や複雑な作業をロボットが行うことで、現場で働く作業者の負担軽減にもつながりました。
今回のLean Automationによる自動化の成果には非常に満足しており、今後は他の鍛造ラインへの展開も検討しています。
デンソーのLASIプログラムに参加し、Lean Automationのノウハウを習得できたことは、当社にとって大きな転換期となりました。
とくに、LASIの講師である小島史夫氏による「自動化を導入しても生産性が向上しない場合、それは意味がない。投資に見合うように生産性を向上させなければならない」という言葉は、私たちに大きな気づきを与えてくれました。
真に効果的な自動化を実現し、生産性を向上させるためには、現場の生産技術者も積極的に関与し、SIer(System Integrator)と協力し、コミュニケーションをとることが重要でした。現場での課題や改善点も共有しながらお互いに知恵を出し合い、最終調整を行う。「Lean」という共通思想を、ステークホルダーを含めた関わる全員が共有し、協力体制を築けたことが成功の鍵になったと言えるでしょう。
こうして私たちはLean Automationによる自動化、そしてカイゼンを叶えたのです。
スキルと経験に基づいたアドバイスで、生産性の最大化や、貴社の現場にカイゼンを回す基盤を築きます。まずはお気軽にお問い合わせください。
工場の未来は、 ここからはじまる。